自己破産とは メリットとデメリット

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自己破産は借金をなくして債務者に再スタートさせる制度

今まで述べてきた、任意整理、特定調停、個人再生などの方法は、様々な方法で債務を減額するなどしてその後支払を続けていく方法でした。

それに対して、自己破産は、「借金を払わなくていいよ」と帳消しにしてもらう方法で、どうしても支払っていけないという債務者の最後の手段といえるでしょう。

裁判所によって、借金をなくしてもらうのですから、当然財産を処分しなければならないなどの一定の決まりがあります。

そういった制約もありますが、自己破産は借金で身動きが取れなくなってしまった人にもう一度やり直すチャンスを与える制度なのです。

自己破産は、「破産手続き」と「免責手続き」の二つの段階を得て行います。


自己破産が利用できる人

債務者に再スタートさせる制度とはいっても、全ての人が利用できるわけではありません。

自己破産制度を利用できるのは「支払不能な状態」に陥っている人です。

支払不能な状態かどうか判断の目安としては
・3年かかっても全額が返済できない
・月収の20倍以上の借金額がある
・財産を全て処分しても返済できない
などがあります。

支払不能な状態かどうか、ということは、その人の収入や財産、状況などによって個々に判断されます。

他の整理方法が利用できないひとも自己破産を検討する必要があります。
収入が不安定な人や、無職の人は返済を続けていくのは難しいので、自己破産を選ぶことになるでしょう。

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自己破産のメリット・デメリット

自己破産のメリットは、膨れてしまった借金がなくなり、新しい生活をスタートできる点にあります。
激しい取り立ても止み、静かな生活ができるようになるでしょう。

ただ、その代わりいくつのか制限を受けることになります。

自己破産のデメリットは、

・財産を処分しなければならない(家、車など)
・資格制限がある
・保証人に請求されてしまう
・破産者名簿に載る(非公開なので一般の人は見ることはできません)
・官報に載る
・信用情報機関に事故情報(ブラックリスト)として登録される


などです。

破産者になると、破産管財人が選任され、自分の財産に対する処分権を失います。
また、引越しや長期の海外旅行にいけなくなるなどの居住制限を受けます。
また一定の職には就けなくなる資格制限などがあります。破産者名簿に載りますが、免責を受けると名簿からは削除されます。
ブラックリストに載る期間は5〜7年でこの期間はクレジットカード作成や、ローンなどを組みにくくなります。この点は、他の整理方法と同じになります。その期間が過ぎると削除されます。


自己破産は、財産や地位がある人にはデメリットがあるかもしれませんが、実質財産がほとんどないという方にはデメリットは少ないかもしれません。